お味噌作り
春に、知人の紹介で【お味噌つくり体験】に参加しました。
これまで、お味噌を一から作ったことなどなく、お味噌=大豆からできているという薄~ぺらな知識しかありませんでした。
知人に連れられ先生のご自宅へお邪魔すると、まず目に入ったのが、フォトスタンドに飾られていた数枚の写真です。
小泉新次郎さんや阿部首相と一緒に写っている先生のお姿!
(わぉ!先生って、一体、何者?!)
普通の主婦だと思っていたのに、ひょっとしたら、すごい人?政治家さん?知人からは、前の職場の同僚としか聞いてなかったけど…。
聞けば、ご主人のお仕事の関係とのこと。なるほど。納得。
気品がありながら、エネルギッシュで、私たちがお邪魔するまでに、お味噌作りの下準備を一人で終わらせてくださっていました。
エプロンをして、髪をまとめ、手を洗い、準備万端。
さあ!取り掛かりましょう!
まず、お味噌の材料です。
【合わせ味噌5kgの材料】
米麹・・・1kg
麦麹・・・1kg
生大豆・・1kg
塩・・・・620g
煮汁・・・740㏄
【下準備】
●生大豆をよく洗い、前日に水に浸しておく(10~15時間)
●容器は消毒のため、焼酎でふいておく。
【作り方】
① 生大豆を圧力鍋で煮る。(鍋に大豆と、ひたひたの水を入れ、沸騰したら灰汁を取り、落し蓋をして圧力をかける)
② 熱いうちにつぶして人肌以下まで冷ます。
③ 別ボウルに米麹、麦麹、塩を混ぜ、冷ましたゆで汁を加える。
④ 冷ました大豆を③に入れ、しっかり60回以上混ぜる(耳たぶの硬さ)
⑤ 混ぜたらペタペタと空気を抜くように押し付ける。野球ボール大の味噌団子を作り、容器にたたきつけた後、隙間がないよう固く詰める。
⑥ 容器(タッパー)に詰め終えたら、上部を平らにし、ラップをしてシー(蓋) をする。ビニール容器は、最後に塩を振り空気抜きをし、口を閉める。
※ 夏場は約2~3か月、冬場は約3~4か月で食べられます。
出来上がったお味噌(私たちはビニール容器で実施)は、最初の一週間は横に平らに寝かせます。一週間経ったら、くるりんと裏にしてまた一週間。そのあとは、縦に立てます。このまま発酵させるので、味見の日が来るまで、見守ります。
お味噌も菌が生きているので、良い音楽を聞かせたり(この日はクラシックがBGMでした)
直射日光の当たらない、家族が毎日、目にする場所に置くのが良いそうです。
そして、時々、話しかける(笑)
私は、リビングのカウンターテーブルの隅に置くことにしました。
発酵させている途中で、白いカビのようなものが出てきますが、これはカビではなく、チロシンというアミノ酸(タンパク質に常在する芳香族アミノ酸)なので心配ないとのことでした。
作りたては、白みそのような色をしていますが、徐々に色濃くなっていきます。
そして3か月半が過ぎ…
本日、夕食のお味噌汁に使ってみました!
手前味噌ですが、深いコクがあって、とってもおいしくいただきました。
目につく場所で話しかけていたのが良かったのかな(笑)